【実録】ライブ当日にあった同期バンドの失敗談
どうも、¥$pHinと申します。
同期バンド、コピーできたらかっこいいですよね!
私は学生時代、軽音部でキーボード担当だったのですが、同期演奏に必要な機材を揃えてこんな感じのバンドをコピーしてました。
Czecho No Republic(チェコノーリパブリック) / No Way
そもそも同期演奏ってなんどいや?という方は、こちらの記事をご覧ください。
https://yendorphins.hatenablog.com/entry/20200401/1585725708
当時は同期演奏について教えてくれる人が周りにはおらずひたすら検索してなんとかやってたのですが、
「もっと早く教えてくれてれば…!!!」
ってことが何度もありましたので、これから同期バンドをやってみたいと思っている方の一助となれるよう、失敗談と対策を記していきたいと思います。
同期演奏の失敗談
1.USBケーブル届かない問題
一番焦ったのはこれです。
私の機材のセッティング方法でライブをする場合、
ドラマーはイヤホンをオーディオインターフェースに直接挿すことになります。
なのでオーディオインターフェースはドラマーのすぐ隣に置くことになるんですが、USBケーブルを自分のPCともつながなくてはなりません。
練習中は問題なかったんです…
でもライブハウスでセッティングしたら遠すぎたんですねぇ…
音取りをするまでそれに気づかず、音取りの時は仕方なく棒立ち。
近くのドンキホーテで店にあった一番長いUSBケーブルを買ってあとは本番届くことを神頼み。
と思っていたら見かねたPAさんが10分だけ時間をくれて音取りをしてくれました。
優しすぎる…
本番は無事に演奏することができました。
バンド初心者だったのもありますが、我ながら情けない話です。考えたらわかってたやん…
【対策】
長いUSBを買っておこう!
付属ケーブルは宅録用だから短いです。
2.バッテリー駆動時間当てにならん問題
当初なんとなーくPCの電源ケーブルがステージにあるのってダサいなって思ってて
持っていってませんでした。
充電は満タン、残り駆動時間も6時間以上と余裕だったので特に気にしていませんでした。
そして、本番。残り3曲が控えている中でのMC。
ボーカルがしゃべります。
そのとき、
「テラロ~ン♪」
充電残り20%を告げる通知音が鳴りました。
バンドのキャラクター的に笑いが起きてその場は凌いだものの、私は顔面蒼白、汗ダラダラでした。
とりあえずPCを夜間モードにして通知が来ないように。(ネットに繋がってなくても通知は切ろう)
あとはもう
「頼む!持ち堪えてくれ!」
とここでも神頼み。
1曲演奏し終えて残りは12%、
「単純計算でこれ間に合わんやん!」
とっさに画面の明るさを最低まで下げてお祈り。
すると、これが効いたのかもしれません。
なんとか残り2曲を演奏し切りました。
と思ってたら曲の最後のみんなで騒がしくしながら「ありがとうございました〜!」っていうところで電源が切れていました。ギリッギリセーフといったところでしょうか。
【対策】
それからは欠かさず電源ケーブルは持っていってます。絶対いります。
3.転換遅すぎ問題
ライブというのは持ち時間が決まってるもんでして、転換と演奏含めて時間内におさめなければいけません。
しかしながら、
・MIDIキーボード
・キーボードスタンド
・PC
・ケーブル類
を全部1人で持っていってセッティングするのは中々大変でして、みんながマイクチェックしてる中まだ終わってないなんてことがよくありました。
だいたい私待ちです。
行きも帰りも遅いので、20分の演奏時間をもらっていても15分くらいしか演奏に取れないということもあり、1曲減らすなんてことも何度かありました。
【対策】
転換に慣れること。(当たり前)
それと、比較的暇なドラマーに手伝ってもらうことです。
数を重ねるうちに他のメンバーも配線とかを覚えてきて手伝ってくれるようになりました。
情報共有って大事!
4.PC途中でフリーズ問題
これはプロの方でも起こる問題です。(なんかのインタビュー記事で読んだ)
いくらスペックのいいPCでもやはり動作って不安定なものです。ましてや低スペPCでリアルタイム演奏しながらエフェクトを大量にかけているとそりゃもう動作カクカク、心臓バクバクです。
私のノートPCはそこまで重くなかったのですが、曲によってはたまーに一瞬フリーズしました。
DAWソフトのタイムラインを見て、
「あれ、ずれてね?」と思ってドラマーを見てると首をかしげてたりします。
こんなときはマウスでキリのいいところからスタートさせるしかないです。
プロの方は予備の機材を用意しておくとか言ってましたけど、そんな余裕はアマチュアにはないですよね。
【対策】
フリーズしないためにもPCの動作は軽くしておくことと、バッファサイズ(詳しくはwebで)を遅延しすぎず重くなりすぎずのちょうどいいところに設定しておくことが重要です。
5.ドラマーがミスったら終わり問題
プロか相当意識が高いバンドでない限り、メンバー全員がモニターすることはないと思います。
やはりバンドの要であるドラマーがクリック音を聴きながら演奏することになります。
つまりドラマーが走ったり、拍を数え間違えたりしたらほぼ終わりです。
瞬時に気づいて修正したとしても、ズレたときに同期音源が鳴っていたらミスがバレます。
修正できず最後まで演奏なんかしたときには最悪です。
なぜなら他のメンバーはドラマーに合わせるので、ズレるのは同期音源だけ、まるで自分がミスしたかのような状態になります。
曲の終わりに打ち込んでいたシンセの音が1小節ズレて鳴ったとき私は涙を目に浮かべていました。
注意するべき点は、間奏などでドラムが鳴らない時間がある曲や変拍子の曲です。
前者はコピーする本家の曲にはないけどハイハットを入れたりして対応します。本家のライブ映像をみるとそのように対応してることもあります。
変拍子に関してはドラマーにそれなりの実力がないといけません。なので同期バンドを組むときは、悲しい(?)ですけど上手いドラマーを誘った方がいいです。
私は冒頭にご紹介したczecho no republicのコピーバンドをする際、ドラマーは初心者の女の子でした。
それはそれは苦労して毎日ドラムの練習をしていました。
最終的に素晴らしいドラマーになったのですが、始めの1年は中々思うようにいかないことがありました。
ドラマーとのコミュニケーションは密に取った方がいいです。クリック音をそのドラマーがよく聴こえる音色や音程にしたり、曲ごとにクリック音だけをモニターするのか音源も一緒にモニターするのかを相談したり、色々話し合いましょう。
上手いドラマーの方が良いと言ったものの、初心者ドラマーでも演奏はできます!練習とメンバー間のコミュニケーションis大事マンブラザーズです。(?)
まとめ
我ながら情けない失敗ばかりですが、最終的には
素晴らしいバンドをいくつも組めたなと思います。
これから同期バンドを始めたいと思っている方、
同期バンドは他のバンドにはない楽しさや達成感があります!
是非これらの失敗を回避して素晴らしいバンドライフを送っていただければと思います。
さらに深く掘り下げて同期バンド関連の記事を書こうと思いますのでご機会ありましたら是非。
以上¥$pHinでした!
ここまでお読みいただきありがとうございます!
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